令和元年10月1日に、練馬区議会において第3回定例会が開催され、多数の議題が上程された。
議事では、令和元年度の各種補正予算案が中心に討議された。議案第112号から第114号まで、特に一般会計、国民健康保険事業会計、介護保険事業会計などが大きな焦点となっている。山内隆夫副区長は、この予算が地域の安全対策や子育て支援に寄与すると強調している。
令和元年度練馬区一般会計補正予算では、33億9,439万1千円が増額され、予算規模は2,779億2,248万9千円に達する見込み。これには、幼児教育や保育の無償化に関連する経費、安全で安心なまちづくりの強化費用が含まれ、危険なブロック塀の撤去や防犯カメラの設置が具体的な施策として挙げられた。特に多くの議員がこれを支持しており、たかはし慎吾議員は「この動きを支持する」と言及した。
次に紹介された議案第113号は、国民健康保険事業会計の補正予算であり、歳入・歳出ともに1,470万7千円の増額が提案されている。この増額は、国民健康保険事業費納付金に関連したものであり、その確保が課題となっている。
また、議案第114号では介護保険会計の補正予算についても言及され、6億7,435万円の増額が見込まれている。特に、介護という分野における支出の見直しが進められており、重要なテーマとなっている。
さらに、議案第115号は練馬区立保育所設置条例の一部改正に関するもので、移転に伴う変更が提案された。小西將雄副区長は、保育の質向上も目指した取り組みであることを示した。
このように、本定例会では子育て支援や地域医療の充実といった重要課題に対して、積極的な補正予算が提案されており、議員たちの強い関心が寄せられている。今後の審議が注目される。