令和3年3月8日、練馬区議会において第1回定例会が開催された。
本定例会では、5件の議案が一括議題として取り上げられた。議題には、一般会計補正予算や国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療、及び公共駐車場に関する補正予算が含まれている。
議案第30号では、令和2年度一般会計補正予算が審査された。歳入歳出共に96億9,686万6千円の減額で、最終的な予算規模は3,636億9,611万3千円となる見込みだ。予算特別委員会委員長の上野ひろみ議員は、結果として原案通りの可決が決定されたと報告した。
次に、議案第31号の令和2年度国民健康保険事業会計補正予算については、歳入歳出共に1億6,813万円の減額が発表された。これにより、最終的な予算規模は631億9,141万4千円になる。
議案第32号においては、介護保険会計補正予算に関して説明された。補正の内容は11億177万1千円の増額で、予算規模は581億89万8千円となる見込みだ。上野議員は、原案通りの可決が推奨されたと述べた。
後期高齢者医療会計に関する議案第33号では、歳入歳出共に2億3,587万8千円の減額が報告された。最終的な予算規模は168億4,671万3千円となる見込みで、こちらも原案通りの可決が決定された。
最後に、議案第34号の公共駐車場会計補正予算について、歳入歳出共に820万4千円の減額が発表され、予算規模は4億4,772万円となる。これも原案通りの可決とされた。
全ての議案について、予算特別委員会からの委員長報告への質疑は特になく、即時承認される運びとなった。これにより、練馬区の財政運営がさらに安定に向かうことが期待されている。議会は午後1時6分に散会した。