令和6年第1回練馬区定例会が3月11日に行われた。
この定例会では、様々な議案が審議され、特に補正予算に関する議案が重点的に扱われた。
議案第42号、練馬区特別区税条例の一部を改正する条例が提出され、能登半島地震の影響に対する特例措置が話題となった。
区民生活委員会委員長のかしままさお氏は、「原案どおり可決すべき」と報告。本議案は委員会で慎重に審査され、動議が提出されて質疑が省略され、無事に承認された。
その後、議案第31号から第35号までの5件が一括して検討された。
予算特別委員会委員長の藤井たかし氏は、総額13億3,607万8千円の増額を含む令和5年度練馬区一般会計補正予算などの審査結果を述べた。
藤井氏は、各会計の補正も原案通り可決される見込みであると強調した。このうち、国民健康保険事業会計補正予算は670億7,994万6千円、介護保険会計補正予算は637億234万4千円と大規模な予算が設定されている。
後期高齢者医療会計は歳入歳出ともに減額され186億2,534万6千円となる。
市民からはこの補正予算に対して高い関心が寄せられており、採決を通じて多くの議員が賛成の意を示した。議長の田中よしゆき氏は、「全ての議案が可決された」と告げ、定例会は有意義なものとなった。
さらに、今会議では、平成23年の東日本大震災から13年となる日でもあるため、議会では黙祷がささげられたことが印象的だった。