令和3年6月9日、練馬区議会で一般質問が行われ、多くの重要なテーマが議論された。
特に、コロナ禍における子育て支援が注目され、岩瀬たけし議員は、「保護者の孤立問題を解消するために、子育てのひろばの拡充が必要」と訴えた。コロナの影響で保護者からの相談が増えたとの報告があり、特に就園前の保護者たちが抱える課題に対して、区の対応が問われた。
また、教員の働き方改革や校外活動の負担軽減についても言及され、教員の過重労働に懸念が示される中で、現行の残業代支払い制度の課題が指摘された。「教員の給与改善には、法改正が必要」との意見もあった。特に、教員の業務負担を軽減し、教育の質を向上させるために制度の見直しが求められている。
さらに、障害者への支援について、手話を含む意思疎通の機会確保に向けた条例の必要性が議論された。政府や自治体が連携して、障害者が安心して暮らせる社会の実現が求められている。特に、聴覚障害者の意見を十分に反映させた政策づくりが今後の大きな課題である。
練馬区の地球温暖化対策についても言及があり、温暖化ガスの削減目標を2030年までに46%に引き上げるべきとの意見が出た。現行の法的枠組みにとどまらず、積極的な政策が必要とされている。
最後に、オリンピック・パラリンピックに関する経費について、地域の安全を守るためのインフラ整備が求められ、「選手や観客を守るためにも、万全の体制が必要」との意見がまとめられ、議会の場でさまざまな課題に対する活発な討論が行われた。練馬区の政策がどう進行するか、関心が寄せられている。