令和元年9月13日、練馬区議会の第3回定例会が開催され、2件の重要な条例改正案が審議された。
日程第1の「議案第96号・練馬区立幼稚園条例の一部を改正する条例」は、子ども・子育て支援法等の改正に基づき、幼児教育の無償化を目的としたものである。文教児童青少年委員会委員長の関口和雄議員は、「原案どおり可決すべきものと決定いたしました」と報告し、賛成の意見が多数を占めた。
日程第2の「議案第97号・練馬区保育所保育料条例の一部を改正する条例」に関しても、同様に無償化を通じた保育料の負担軽減を狙いとする改正が行われる。こちらも原案どおり可決の報告がされ、審査を経て議会で承認された。関口委員長は、「一部委員から反対の意見がありましたが、全体として可決される見込みです」と述べた。
議員からは質疑がなく、たかはし慎吾議員が動議を提出し、審議の省略と共に直ちに委員長報告を承認することが求められた。この提案に「異議なし」との声が上がり、議会は円滑に進行。これにて本日の議事は終了し、午後1時43分に散会となった。参加議員数は50名と、全員出席となった。
今後、これらの条例改正により、練馬区における教育や保育の改善が期待され、地域の子どもたちの生活向上に寄与する見通しである。改正内容が十分に反映されることが求められる。