令和3年3月12日に行われた練馬区議会の定例会では、重要な議案が多く審議された。
議案第6号では、練馬区職員の定数を見直す改正が提案され、原案通り可決されたと報告された。この改正は、区の人員配置を現状に合わせ、効率的に行うものである。
さらに、議案第22号は、石神井小学校校舎の改築工事契約の一部変更に関するもので、契約金額の変更が伴うが、こちらも原案通り可決されている。議案第23号では、旧春日町児童館の無償貸付けについての提案が行われ、こちらも可決された。
特に議案第38号では、練馬区の国民健康保険条例が改正された。これにより、保険料が引き上げられることが報じられており、審議を受けて議員たちの間には様々な意見があった。
のむら 説議員(日本共産党)は、提案された改正に反対の立場から議論を展開し、今後の生活困窮者への影響を懸念した。保険料の値上げが子育て世代を含む多くの区民に負担を強いると指摘した上で、生活基盤に対する配慮が不足していると訴えた。
一方、しもだ 玲議員(都民ファーストの会)は、改正に賛成の意見を示し、特に共同運営の枠組みが整備されている点に評価が集まると述べた。このように、国民健康保険に関わる議論が活発化している。
その他にも、そうした経済状況を踏まえた議案の取り組みが確認され、特に福祉施設や高齢者支援に関連した政策が併記されていることが強調された。全体として、区議会はコロナ禍における厳しい財政環境と、区民生活を支えるための政策実行に関する責任を痛感している様子が窺えた。