令和3年6月1日、練馬区議会は第2回定例会を開会した。
この会議では、会期の決定や各特別委員会からの中間報告が行われた。
初めに、議会は会期を6月1日から18日までの18日間とすることを決定した。
続いて、総合・災害対策等特別委員会委員長のたかはし慎吾議員が中間報告を行った。
災害対策再点検に関する成果や地域防災計画の修正点について説明を行った。
特に、新型コロナウイルス感染症への対応が求められる中で、避難所における感染症対策が重要視されている。
「高齢者や障害者への情報発信に配慮が必要である」とたかはし議員は強調した。
さらに、医療・病院整備等特別委員会の宮原よしひこ議員は、地域医療の環境整備に関する報告を行った。
在宅療養推進事業や医療連携体制の強化についての取り組みが発表された。
「入退院連携ガイドラインの発行により、退院後のスムーズな療養を支援する」と述べた。
続いて、都市農業・みどり環境等特別委員会の田中ひでかつ議員が、清掃事業や資源循環型社会の構築についての報告をした。
新型コロナウイルスの影響でごみ量が増加したことに言及し、持続可能な資源管理の重要性を訴えた。
「資源の正しい分別を広める必要があります」と田中議員は語った。
交通対策等特別委員会のかわすみ雅彦議員は、都営地下鉄大江戸線の延伸計画や公共交通の改善について報告した。
「交通の円滑化は区民の生活を支える重要な施策です」と強調した。
また、最終日程において関口和雄議員の40年にわたる議員活動の表彰が行われた。
式典では、区議会の発展に貢献したその功績を称えた。
「区民の声を大切にし、今後も責務を全うしていく所存です」と関口議員は感謝の意を述べた。
以上の中間報告を受け、議会は各委員会の取り組みについて承認したことを確認した。
今後も練馬区の発展や災害時の対応、医療環境の整備など、様々な課題に取り組んでいくことを決議した。