令和2年3月2日に練馬区議会は第1回定例会を開催した。
出席議員は50名であり、様々な議案が一括議題にされ、審議が進められた。
日程には、令和元年度の各種会計補正予算や条例改正が含まれている。
これは例年の定例会にあたるもので、地域住民の生活と密接に関連している内容となっている。
特に、議案第30号から第34号までの一般会計補正予算では、重大な財政調整が提案された。
まず、山内隆夫副区長が都区財政調整について説明し、追加交付額が34億円余見込まれることを報告した。
この額は、首都直下地震対策に対する必要経費を含むものだと強調した。
続いて、議案第30号では、各予算の過不足整理や自然災害への対応にかかる経費が計上された。
具体的には、台風被害に関する復旧費や人件費の整理が行われている。
さらに、歳入・歳出ともに約26億円減額され、当会計の予算規模は2,753億円程度になる見込みである。
また、特定財源の増減についても触れられ、国庫支出金の縮減などが進められる予定である。
議案第31号及び第32号では、国民健康保険事業と介護保険会計の補正予算が提案された。
いずれも歳入・歳出の見直しが行われ、保険給付等における支出の見直しが求められている。
これらの要点に関し、議論の後に意見交換が行われ、質疑を省略し委員会に付託する動議が提出された。
全体として、議案の承認を得るための手続きが整えられた。
今後、これらの議案はそれぞれの委員会に送付されることが決定され、議会は散会した。
今回の会議は、地域の実情を反映した重要な予算議題が多く含まれていたと言える。