令和元年12月2日、練馬区議会は第4回定例会を開催した。
本会議では、職員の給与や退職手当、幼稚園教育職員の給与に関する条例改正が提案された。これらの議案は、特別区人事委員会による報告や勧告に基づくもので、給与追加調整および経過措置が求められる背景がある。
まず、議案第137号について、小西將雄副区長は、職員の給与改正が民間との給与較差を解消する目的と述べた。給与月額の引き下げと勤勉手当の年間支給月数増加に関する改正が中心だ。
次に議案第138号が取り上げられた。この改正では、退職手当へ影響を与える給与改正を考慮し、付則に経過措置を設けることが重要だと強調された。給与額を見直すことで、退職手当の見直しも進む。
また、議案第139号も同様の理由により提案され、特別区人事委員会の意見聴取を経て、給与の引き下げと手当増加のバランスを取る必要性が訴えられた。議論の結果、質疑を省略し、企画総務委員会への付託が決議された。
本会議は、議案付託の決定をもって終了し、午後1時24分に散会となった。これらの改正は、今後の職員の働き方や募集に影響を及ぼす可能性があり、引き続き注視が必要である。議員たちが今後の議論に向け、しっかりと準備を進める姿勢が求められるであろう。