令和5年6月27日、練馬区議会は第2回定例会を開催した。議案として職員の高齢者部分休業に関する条例などが審議された。
議案第38号について、企画総務委員会の高橋しんご議員は、職員の定年年齢引上げを受けた高齢者部分休業制度導入のための条例制定に関し、原案通りの可決を提案した。区議会議長はこれを承認し、全会一致で可決された。
また、議案第39号から第43号まで、いわゆる人権尊重の理念に基づく改正も含まれている。特にパートナーシップに関する取り扱いを整備することで、社会的公平性を高める狙いがあると報告された。これらも原案通り可決された。
続いて、午前中に審議された議案第62号から第67号までの地域に根ざした教育機関の運営に関する諸議案についても、石黒たつお議員がその内容を説明。特に旭丘小学校などに関する解体工事や、新築工事の契約変更についても、すべて原案通り承認された。
農業委員会に関する選任案も提出された。副区長の宮下泰昌氏は、農業委員会委員の任命の理由を述べ、すべての提案が議会の同意を得た。
また、会合の際には、区長から名誉区民であった野見山暁治氏の逝去についての哀悼が表され、議会の了承を得た後、閉会の挨拶が行われた。区長は、次期に向けた政策の実行と74万人の区民の福祉向上に向けた意気込みを述べた。