令和3年12月27日に、練馬区議会臨時会が開催された。
出席議員は47名で、議題には令和3年度練馬区一般会計補正予算が含まれた。前川燿男区長が挨拶し、補正予算案に関する背景を説明した。政府の経済対策に伴い、練馬区はコロナ禍に苦しむ住民への支援を進める必要があると述べた。
今回の補正予算は、子育て世帯や住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金の支給などが盛り込まれている。また、保育士の処遇改善ファンドも設置され、地域社会の支援を強化すると強調された。
山内隆夫副区長は、補正予算の詳細を報告し、歳入・歳出の合計が153億2,221万円に達することを発表した。総額は3,188億8,724万円となり、迅速な実施に向けて準備が進められる。特に、生活困窮世帯への支援を重視する方針が明らかになった。
質疑の後、つじ誠心議員が動議を提出し、質疑を省略して予算特別委員会を設置することが決定した。これにより、さらなる省略化が図られた。
福沢剛議員が委員長としての報告を行い、補正予算の内容が委員会で審査され、可決に至ったことが報告された。
区長は可決後、改めて議員に感謝の意を表し、支援策の実行の早さを約束した。新型コロナの影響が続く中、各施策が区民の生活を支えるために重要であると再確認された。
本日の臨時会は、議事を無事に終えた後、閉会となった。今後も区民の健康と生活を守るための対策が進められることが期待されている。