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練馬区議会、ワクチン接種と公共事業に関する議論が活発

令和4年2月9日に行われた練馬区議会第1回定例会で、新型コロナワクチン接種や大江戸線延伸が議論された。
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令和4年2月9日、練馬区議会の第1回定例会が開かれ、多岐にわたる議題が議論された。新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況を中心に、大江戸線の延伸や障害者支援、高齢者福祉についても議論がなされた。

はしぐち奈保議員(練馬区議会未来会議・都民ファーストの会・国民民主党)は、新型コロナウイルスワクチンの接種状況について質問した。区は全国に先駆けて、個別接種をメインとする接種モデルを構築。現在、1, 2回目接種率は85%を超え、3回目のブースター接種も開始している。そこで、奈保議員は、集団接種会場でのモデルナワクチンに対する接種希望者が少ない理由について言及。研究報告を基に、交互接種の情報提供の必要性を指摘し、区の見解を求めた。

区長の前川燿男氏は、新型コロナウイルスワクチン接種の重要性を強調した。ブースター接種が重症化防止に寄与することを重視し、区民への周知を図っていくとともに、接種環境の整備にも尽力する考えを示した。また、今後は、若年層へのワクチン情報の提供を重点的に行っていくとの見解を述べた。

次に、大江戸線延伸について、はしぐち議員は早期着工を要望した。昨年、東京都の予算に調査費2,200万円が盛り込まれたことに触れ、区長の前川氏は、都に対して意見交換を行い、延伸の実現に意欲を示した。また、関連する地域の機運醸成の取り組みも紹介され、新駅予定地のイラスト掲示が行われていることを報告した。

さらに、障害者福祉については、障害児の一時預かり支援事業の開始が期待される。奈保議員は、保護者が安心して利用できるよう、支援体制の充実が必要であるとの考えを示した。区は、保護者が試行錯誤しながら利用できる柔軟な対応をしていく方針だ。

高齢者支援や見守り体制の整備についても言及され、町会や民生委員との連携を強化し、生活支援や見守りサービスの拡充を図る必要があるとの意見があがった。区長は、取り組みの重要性を認識しており、地域の高齢者が安全に過ごせる環境の整備を進めていく方針を示した。

特殊詐欺対策では、区内での被害件数が減少傾向にある中で、さらなる啓発活動が求められた。危機管理室長は、自動通話録音機の貸与事業が一定の効果を上げているとして、今後も対策を続けていく意向を示した。

最後に、(仮称)全国都市農業フェスティバルについての議論が展開された。区は、農業の推進を目指し、様々な取り組みを行っていると報告され、農業者や市民との連携を深めていく姿勢が強調された。引き続き、地域コミュニティとの連携強化が求められた。

議会開催日
議会名令和4年2月 練馬区議会第1回定例会
議事録
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