令和5年8月25日、小平市幹事長会議が開かれた。今会議では、複数の議題が取り上げられ、重要な決定がなされた。
特に注目されたのは、令和4年度決算特別委員会の設置についてである。議会事務局長の斎藤武史氏は、「一般会計については、10月10日から12日まで、特別会計・下水道事業会計については、10月13日に審査を予定している」と説明した。この決算特別委員会の設置は、市の財政検証に向けた重要な手続きであり、今後の議論が期待される。
また、各会派からの議案提出に関する調整も行われる。比留間洋一幹事長は、「国旗掲揚の件で、市民からの強い要望があったため、再度提案した」と述べており、国旗掲揚条例の制定に向けた協議が進められた。これに対し、松岡座長は協議の進行を確認し、特に異議はないと認めた。
加えて、放送設備の更新についても言及された。議会事務局次長の黒山忠成氏は、「議場の設備は約19年経過し、音質や画質の劣化が懸念される」として、必要な更新を行う方針を示した。この計画の詳細は示され、特にスピーカーやカメラの新設が注目される。
さらに、議会費関係の予算要望についても取り上げられた。事務局は、義務的・経常的経費は議長に一任し、政策的経費は議会の総意で市長に要望することを確認した。このことは、今後の予算編成に重要な役割を果たす。
質疑の時間が設けられ、各会派から意見が寄せられたが、「特に異議なし」とされ、円滑な運営が行われた。
本会議の最後には、松岡座長が「次回の幹事長会議で具体的な議題について再度確認する」と述べ、会議は閉会となった。今後の市政運営に向けた重要な方向性が示された会議であったと言える。