令和4年9月6日に行われた小平市幹事長会議では、重要な協議事項が討議された。
会議では、教育長の任命に関する議案第25号が扱われた。この議案は、教育長の任命に際して候補者が議会に対して所信を述べることを義務付ける内容だ。
その背景について、伊藤幹事長は「任期が半年を切る中で、教育長の任期は3年であるため、無責任な同意はできない」と指摘した。その上で、教育長についての所信聴取と質疑を求める形で、決議案を提出した。
松岡座長は、補足説明を求めた後に意見の提示を促し、議案の提出者の確認を行った。会派側からの提出者は確認されなかったため、議案はそのまま提案者通りとして進められることとなった。松岡座長は、議案の最終決定について、議会運営委員会に提出することで承認が得られた。
また、会議中には無記名投票の話題が持ち上がり、吉本幹事長がその理由を尋ねた。伊藤幹事長は「人事案件として無記名投票の制度があるため提案した」と説明した。この背景には、教育長が大きな権力を持つ立場であることと、反対しづらい人事案件であることがあるという。
無記名投票にすることで、会派の意向に縛られることなく、各議員が率直な判断を行えるといった意図が示された。また、伊藤幹事長は「3期目の任命は異例で、相当な理由が必要である」と強調し、選任プロセスの適正化を促した。
このような議論を経て会は順調に進行し、特に他の意見も出なかったため、松岡座長のもとで会議は無事に閉会された。