小平市議会の令和4年12月定例会が、令和4年12月2日に行われた。
会議では様々な議題が取り上げられ、多くの市民や議員からの意見が交わされる中、特に注目を集めたのが、自転車のマナーや交通安全、さらには子供へのワクチン接種についての問題であった。
まず、山岸真知子議員が「自転車の似合うまち小平としてマナーの向上を図ろう」という提案を行った。
山岸議員は、東京都内での自転車事故が増加傾向にあり、特に自転車による交通違反が多いことを指摘した。彼女は、警視庁が自然発生的な取締りを始めた事を挙げ、市民に対するルールの徹底と具体的な施策について市の取組を質問した。これに対し、小林洋子市長は、日頃からの交通安全教育や自転車の正しい運転マナーの啓発が重要であると強調した。
次に、比留間洋一議員は「9価HPVワクチンの定期接種化に向け丁寧な対応を」というテーマで、子宮頸がん予防ワクチン接種の重要性を訴えた。特に、HPVワクチンの定期接種化に向けた市の施策や、接種率を向上させるための周知方法について質問した。
市長は、ワクチン接種を促すための具体的な施策を講じる必要があることを認め、情報提供を通じて不安を解消していく重要性を強調した。
さらに、安竹洋平議員は、「市民とともにまちづくりを行う条例を運用に耐えうるものに」という意見を述べ、市の開発条例の不備を指摘した。特に、住民が事業主と公平に協議を行うための条例の明文化を求めた。
市は、運用の球面から解決を図るとしながらも、事業主に対して自主的な協議の促進が必要であると認識していることを明らかにした。
また、福室英俊議員は「ゼロカーボンシティを目指す取組について」具体的な施策の展開状況について質疑した。市は調査を進め、再生可能エネルギーの導入を図りながら、市民の協力を得ながら進めていると報告した。