令和5年5月22日、小平市議会臨時会が開催された。
この日は、議長と副議長の選挙、また様々な議案の審議が行われた。議長には松岡あつし議員が選出され、副議長に中江美和議員が選ばれた。松岡議長は、「公正、公平な運営に努め、議会の使命を果たす」と挨拶した。
議事では、特別委員会の設置も議題となった。特に広聴広報特別委員会、都市基盤整備調査特別委員会、公共施設マネジメント調査特別委員会が設立され、今後の市政運営に重要な役割を果たすことが期待される。特に公共施設マネジメントは、今後の持続可能な行財政運営に向けた重要な検討事項となる。
市長の小林洋子氏は、これまでの議員たちの努力に感謝しつつ、今後の課題として新型コロナウイルスの影響や物価高騰について言及。「低所得世帯に対する支援を強化し、市民生活を守るべき」と述べた。
さらに、国民健康保険条例についても改正案が上程され、低所得世帯への軽減措置が拡充される見込みだ。具体的には、被保険者数に基づく金額を見直す変更も行われ、貧困層への支援が強化されることが期待される。
議案第24号の2025年度小平市一般会計補正予算についても審議され、歳入歳出ともに279,000,000円の増額が承認された。これにより、独り親世帯に対する支援金の支給が速やかに行われることになるという。
今回の臨時会では、さまざまな重要議題が議論されたが、新たな議会の構成と市政の方向性について期待が寄せられる状況となった。議会は今後も、市民の声を聞き、課題解決に向けた取り組みを進めていく所存である。