令和3年5月、小平市議会臨時会が開催された。
今回の会議では、脆弱になった市民生活を支える新型コロナ感染症対策に関する議案が中心となった。また、市立体育施設条例の改正に関しても議題に上がり、多くの意見が交わされた。
まず、労働者の移動手段を支援するための財源として、公共交通に関する補助制度を設けることが提案された。この議案には、安竹洋平議員や福室英俊議員などからの活発な質疑が行われた。特に、公共交通を利用する市民への影響が指摘された。
さらに、健康福祉部の篠宮智己部長は、ワクチン接種の進捗状況を説明。入手困難な生理用品の配布についても、多摩地域での試みから得たデータを基に、当地域でも同様の施策が検討されていることが明らかになった。これは、特に女性市民からの需要が高いとのことだ。
今後、個別接種の展開が増えれば、より多くの市民へ安全にワクチン接種を行うことが可能となるとの期待が示される一方、具体的な情報提供が不十分であるとの声も聞かれた。また、生活困窮者への対応についても、さらなる改善が求められる。
議案第27号、令和3年度小平市一般会計補正予算(第3号)は可決される見込みであり、これにより市民生活の向上に寄与することが期待されている。議会に出席する議員や市の職員らは、この施策の実施状況を注視するとともに、市民の声を反映させた形での施策展開が必要であると強調した。補正予算案は、すべての市民が確実に受益する形での施策推進を目指している。
且つ、今後の臨時会や定例会においても、引き続き市民との対話を重視し、財政運営の透明性を保ちながら、小平市の行財政運営が進んでいくことが期待される。その中で、市民ニーズを的確に把握し、政策に反映させていく重要性が再認識されている。
議会の結論として、今後の補正予算に向けても緊急に足りないところを埋めたり、さらなる市民サービス向上のための予算を計上することが重要視されている。