令和4年3月30日に行われた小平市議会定例会では、請願第14号が採択された。
この請願は、請願者の住所や氏名をホームページや市議会だよりで非公開にできるようにすることを求めるものである。議会運営委員会の報告によると、賛成意見と反対意見が入り混じる中、最終的に賛成多数で採択された。
請願に対する議論では、賛成の立場から「個人情報の保護を求める市民の意思を尊重すべき」とする意見が強調された。市議会公明党の幸田 昌之氏は、「住所、氏名を公開せずに請願を出せる環境を整えるべき」と語った。一方、反対意見も存在し、フォーラム小平を代表する中江 美和氏は、請願には請願者の名前を公開する透明性が重要であると指摘した。
反対派は請願権の重要性を強調し、匿名性が請願者の意図を妨げる可能性があると述べた。安竹 洋平氏は「市税を使う請願の実行には、誰が出したかの情報が必要」と強調しており、情報公開の必要性が議論の焦点となった。
その後、請願第15号についての報告も行われ、全会一致で処理状況が採択された。これに関連して、各委員会からの閉会中継続調査の申出も相次ぎ、議会は活発な活動を見せた。
また、議員の派遣についての議題も無事決定され、全体として議会は円滑に進行した。最終的に、請願第14号は新たな議会改革の道筋を示す結果となった。市民がより参加しやすい環境を目指す動きが今後も続くことが期待される。