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小平市、新型コロナワクチン接種事故対応に疑念の声

小平市の幹事長会議で新型コロナワクチン接種事故の対応が議論され、報告遅れに疑念が示された。
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令和3年7月、小平市の幹事長会議が開催され、新型コロナウイルスワクチン接種に伴う事故に関する対応が議題として取り上げられた。

会議では、事故報告の遅れが問題視された。伊藤幹事長は、新型コロナウイルスワクチン接種に伴う事故が2件発生したにもかかわらず、報告が大幅に遅れたとし、「他市の事例と比べ、小平市の対応は異常に遅い」と強調した。具体的には、事故が発生した6月3日及び20日の公表が7月1日になったことが指摘された。伊藤幹事長は、透明性を高めるために、事故の検証と市民への説明が必要だとし、市が十分な情報を提供する必要性を訴えた。

政和会の比留間幹事長も同様の意見を述べ、再発防止策の確認や、事故の経緯を時系列で整理することの重要性を指摘した。比留間幹事長は、「これまでの市の対応が適切であったかどうか、議会が検証する必要がある」と述べ、具体的な説明の場を設けるべきだと要望した。

会議では、各会派からの意見も出され、説明の場の開催について賛否が分かれた。日本共産党の細谷幹事長は情報の補足説明を求めたものの、特別な報告は必要ないとの考えを示した。他方、フォーラム小平の吉本幹事長は、詳細な説明を受けるべきとの意見を表明したが、全会一致に至らない意見もあり、その後の議論が続いた。

最終的には、新型コロナワクチン接種に関する事故の詳細説明を求める場を設ける件については、賛成が得られず、あえなく協議は終了した。今後の対応策については依然として課題が残る状況である。

また、会議の終盤では、伊藤幹事長がキャッシュレスのポイント事業に関して大幅な変更があったことを報告し、それについても疑問を呈した。議決後に報告された内容が異なることは、議会制民主主義に対する重大な懸念であるとし、別途議長に申し入れるよう要請があった。

今回の幹事長会議は、ワクチン接種やキャッシュレス事業を巡る問題が市政においていかに重要かを再確認させる場となった。市民の安全と信頼を確保するため、今後の対応に注目が集まる。

議会開催日
議会名小平市幹事長会議令和3年7月
議事録
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