令和2年8月28日、小平市で幹事長会議が開催された。
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、議会運営や予算の進捗について多くの議題が扱われた。この日は特に、議長報告、協議事項、新型コロナに対する特別な対応、そして小平市議会議員研修会についてが焦点となった。
磯山座長が会議を開会し、最初に議長報告が行われた。事務局の槇口勝巳次長が報告した内容には、各議案や請願、陳情の受付状況のほか、特別委員会の日程が含まれていた。特に、陳情第8号「国に対して種苗法改正の取りやめを求める意見書の提出」も採択され、関係者からの理解を求める声が上がった。
協議事項では、議会人事や新型コロナウイルスの影響に伴う各種対応が中心となり、新たな職員の研修の実施についても議論された。また、決算特別委員会の設置や特別会計に関する会派別配分も話し合われ、多様な知見を他の会派と共有することの重要性が強調された。
さらには、新型コロナウイルス感染症の影響により規模を縮小したり、書面での会議運営を模索する方向性についても意見が交わされ、参加者からは「感染症が収束するまでの間、今後どう運営していくか考える必要がある」との声も上がった。
特に、今後の幹事長会議への副議長の出席方法や、議長行政とのバランスについての課題は、「議会の中立性を保つため」の観点から活発に議論された。その中で、副議長が幹事長を兼任することの是非についても意見が割れた。
小平町親善訪問についても、今後の方向性として、参加者全員がその重要性を認識しつつも具体的な取り組みについてはまだ宙に浮いた状態であった。
今後の課題としては、新型コロナウイルスへの取り組みを見越した予算案の検討や、過去の活動を振り返りながら基準を見直す必要性、また新たな視点からの議会運営など、多岐にわたる内容が挙げられた。最終的には、次回の会議への持ち帰りが求められることとなり、幹事長会議は、議会の透明性や効果的な運営を継続していく考えで関係者間での意見交換を行う方針が再確認された。