令和3年6月8日、四つ議案が採決された。
この日は、小平市議会定例会が開催され、市長、小林洋子氏が出席した。
まず冒頭、会期が本日から30日までの23日間に決定することが確認された。
続いて議題に上がったのは、令和3年度小平市一般会計補正予算(第4号)である。
市の歳入歳出が、7億7,580万4,000円を増額し、703億2,611万円になるというものである。
総務委員会委員長の松岡あつし氏が「今回の補正予算は、各種の新規及び継続事業に使われる」と報告した。
予算に関する質疑が行われ、鈴木だいち議員からは、「マイナス6%シーリングの影響は?」と問われた。
市側の答弁は、担当課で配慮しているものの、具体的な影響は追跡調査していないとのことであった。
次に、議案第28号、小平市東京オリンピック・パラリンピック子ども夢・未来基金条例廃止の件が審議された。
多くの議員が、子どもたちを観戦に連れていく事業に対して疑問を呈し、コロナ禍への配慮が不足しているとの指摘もあった。
日本共産党議員の発言によれば、「オリンピック開催の中止や延期を求めるべきだ」との意見もあった。
質疑応答の中、議員からは「困窮世帯への支援も考慮してほしい」という声が上がった。
市長はその点については、国の方針に従って必要な支援がある旨を強調した。
採決結果としては、議案第4号は賛成多数で可決。
附帯決議が付した内容について、コロナ関連の困難を抱える市民への支援を強く求めるものであった。
また、この会議では新型コロナウイルスワクチン接種に関する意見書も提出され、接種を強制せず、個人の選択を尊重する立場が強調された。
本日の議会での議論は、市民生活や健康に密接に関わる重要なテーマが盛り込まれ、今後も注視が求められることとなった。