令和2年12月14日、小平市幹事長会議が開催され、重要な議題が多岐にわたって討議された。
詳細な議長報告からは、8件の報告事項があったことが確認され、特に令和3年度の予算見積もりの概要が焦点となった。議会事務局次長の槇口勝巳氏は、議会費についてこの年度の主な内容や経費の計上について詳しく説明した。議員報酬や議会運営経費のほか、特別委員会の視察や研修費が含まれ、特に人件費に関する計上は58,356万円であることが強調された。
また、予算案には昨今のコロナ禍を受けた経済状況も考慮され、全体で1.5%の減となった。このことに対して、幹事長会議では松岡幹事長が「今後、タブレット端末などの導入についてのスケジュール感を確認したい」と要望。それに対して槇口氏は、「幹事長会議で決定されるスケジュールに合わせて設計を進める予定」と応じた。
さらに、広聴広報特別委員会からは、提案箱の設置と市議会だよりへのQRコード掲載の実施が報告され、透明性の向上が期待されている。具体的には、これにより市民とのコミュニケーションが円滑に進むことを目的としている。
市議会への提案箱の設置については、今後の課題として関係資料も配布され、実行が待たれる。また、幹事長会議では、小平町親善訪問をテーマに、議員間で意見交換を行い、交流の在り方についても議題に上がった。ここで松岡幹事長は、親善訪問メンバーの構成について提案し、「来年の訪問には、プロジェクトチームを設け、より良い調整を図るべきだ」と強調した。
今後は、各会派が持つ意見を持ち帰り、議論を進めることに決まった。特に政和会と市議会公明党の間での議員控室の公平な使用について議論や協議が続けられ、よりよい環境づくりに向けた合意形成が求められる。これらの議題が進展するにつれ、小平市の議会運営改善への期待が高まる。