令和3年5月31日、小平市幹事長会議が開催された。会議では新型コロナウイルス感染症への対応や、幹事長からの議論が行われ、議員提出議案や請願、陳情について詳細に報告が行われた。
議長報告事項では、議員提出の議案撤回が4件、受理が2件など、合計12件にわたる報告が一括して行われた。特に、環境建設委員会の総意による意見書の提出については、多くの関係者が問題意識を共有した経過があったとされる。議長は、今回の撤回や受理が動的な市民生活に即したものであると信じていると述べた。
続く協議事項では、最初に新型コロナウイルス感染症の影響により、6月定例会においての対応を話し合った。市民や議員の健康を守るため、従前の臨時会での対応と同様の方式が採用される見通しだ。津本座長は、今回の対策が議会運営委員会で正式に議論されることも指摘し、関係者への周知を徹底したい考えを示した。
また、常任委員会の行政視察は、宿泊を伴うものは中止し、オンライン視察が取り決められた。オンライン視察については、各委員会間での状況を調整していく必要があるとの意見が出た。臨機応変に対応する必要性が強調され、これに対し各幹事長からの理解が得られた。特別委員会の設置に関しても議論され、新しく設置される二つの特別委員会の日程が承認された。
最終的に、令和4年度の予算要望についても話し合われ、議会としての提案を行うことが決定した。これに関して、各会派からの要望が次回の幹事長会議に持ち込まれる予定だ。また、標準市議会会議規則の改正については、女性や多様な人材の参加を促進する方向で進められる見込みだ。