令和3年12月15日に開催された小平市幹事長会議では、議長報告事項として多くの重要なテーマが取り上げられた。
議員提出議案の撤回と新たな議案の受理が行われ、議員提出議案第44号は撤回され、その代わりに議員提出議案第53号が受理された。これに関連し、請願第10号は請願者の都合により取下げ、その項目は新しい請願として再提出されることとなった。
また、この会議では令和3年度東京都市議会議員研修会の開催についての報告があった。研修会は令和4年2月4日に府中の森芸術劇場で開催され、主要テーマとして「子どもの貧困対策の方向性について」が設けられる。講師には東京都立大学の阿部彩教授が招かれることが確認された。
さらに、常任委員会や特別委員会の視察に関する日程も発表された。生活文教委員会は所沢市で、厚生委員会は狛江市でそれぞれ政策課題調査を実施する予定だ。この視察は、具体的な施策の検討に重要な役割を果たすと考えられている。
令和4年度の予算見積については議会費が中心に報告され、市議会議員の人件費に変動があることが示された。特に、この予算は前年に比べ約0.3%減少し、合計額は3億5,674万1,000円となっている。議会活動を支える経費が詳細に説明され、特にタブレット導入費用やペーパーレス会議システム関連の経費が見積もられることとなった。
加えて、ウイグルや人権問題について国に調査を求める意見書が出されることが報告された。これに関し、複数の団体からの要望が寄せられているとして、議長は意見書の採択を進める意向を示した。また、議会報告会での参加者の意見についても広聴広報特別委員会での扱いが報告されるなど、意見の集約が図られた。