令和2年12月17日、清瀬市議会は第4回定例会を開会し、様々な議題を審議した。
本会議では、特に議案第87号の「令和2年度清瀬市一般会計補正予算(第7号)」が注目を集めた。総務文教常任委員会の宮原りえ委員長は、歳入の減額補正と新型コロナウイルス感染症対策関連の増額を提案し、議会で特に話題にされた点は、783万1,000円の増額が見込まれる「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」に関するものだった。
「今回の補正予算においては、地域支援などの観点から新たに783万1,000円の交付金を活用する」と述べたのは宮原委員長である。また、感染症対策として市内中小企業支援チケット事業も強調され、清瀬応援チケット事業が進行中であることも報告された。市民生活向上に向けた施策の重要性が示された。
次に、議案第88号の「令和2年度清瀬市下水道事業会計補正予算(第2号)」も多数の支持を受けて可決された。鈴木たかし委員長が「新型コロナ時代の影響で下水道使用料減免に伴う減額補正が必要になった」と説明した。更に議案第89号から第102号についても、養育児や児童福祉等に関わる対象として、多数の改正が行われた。特に議案第92号の「清瀬市立学童クラブ条例の改正」が注目され、延長開所時間の設定が行われる予定だ。また、報告第7号の新庁舎建設工事進捗状況に関する内容は、新庁舎の建設が順調に進んでいることを示し、2021年5月1日の開庁を目指している。
最後に、議員提出議案や請願、陳情についても協議され、特に「放課後等デイサービスに関わる意見書」や「RCEPからの撤退を求める意見書」に関する議論の結果、多くが賛成、または不採択の結論に至った。
充実した市政運営のため、今後も議会では市民の声を尊重し、適切な運営を行う必要性について確認がなされた。会議は午後4時46分に閉会した。