令和元年清瀬市議会第3回定例会では、不登校の子どもたちの支援や市職員の意見反映、ネウボラ事業、公共施設の再編についての重要な議論が行われた。各テーマについて詳細に発言が交わされた。
不登校の子どもたちに関し、西上ただし氏が発言をし、フリースクールや支援体制について質問した。この法律は、さまざまな学びの場を応援し、児童・生徒が主体的に進路を選べるよう努めていると強調された。本市としても、フレンドルームや近隣の居場所との連携強化が進められている。また、清瀬市内で不登校の状況は、小学校では56名、中学校では78名とされ、その中でフリースクールに通う児童・生徒についても情報共有が行われている。さらに、支援につながらないケースに対しても、保健師がやりとりを通じて対応を続けている。
続いて、提案された市職員の声を反映する取り組みについては、過去数年間の提案件数が確認された。具体的には、29年度は9件中3件の採用、30年度は6件中1件、31年度は13件中1件と述べられた。職員提案制度の活用については、担当者がフィードバックを行っているとされ、さらに提案を鼓舞するための制度の再構築が進められているとの見解が示された。
次に、ネウボラ事業については、妊娠から子育てにわたる切れ目ない支援が実施されていることがアピールされた。特に保健師による訪問や相談支援が強調され、参加者数が産後ケアの一環として重要視されている。清瀬版ネウボラの成果として、子どもたちへのきめ細かな支援とつながりが強化されているとの認識が示された。
さらに、公共施設再編については、施設の利用状況と利用料金の改定が進行中であることが報告された。受益者負担の適正化が図られ、公共施設の維持管理が喫緊の課題となっており、地域密着型の施設の役割が重視されていることが強調された。
情報発信に関しては、フィンランドのネウボラを参考にした取り組みが行われており、各種催しやアプローチを通じて市民に認知されている成果があると認識されている。特に、SNSを活用した情報提供が重要な要素として取り上げられ、今後の展望が示された。地域の特性に合った情報発信が求められる中、清瀬市の魅力を観光地として発信していく方針が示され、ますます期待される。