令和5年6月12日に行われた清瀬市議会第2回定例会では、各議員から市の施策や地域課題について多岐にわたる質問が寄せられた。
特に、防災への取組については、高齢者や女性、子ども、障害者など多様な視点を反映させることが重要であると強調され、今後の計画においてもその方向性を定めていると市側は述べた。「女性視点を取り入れることで、地域の防災力向上につながる。」と語るのは渡辺福祉子ども部長で、これらの方々が避難カテゴリーとしてしっかりと円滑に活動できる環境を構築する意義を強調した。
また、公園事業に関しては、清瀬市内の約140か所の公園がどのように運営され、活用されているのかの実態が語られた。公園管理の方針として、市民にとって利用しやすく、環境保護にも配慮した形で整備されている計画が明示された。せせらぎ公園は特にシンボリックな存在とも言え、地域住民からの声を反映しつつ、さらに魅力を高める施策が進められるとのこと。
シティプロモーション活動については、清瀬市ならではの自然環境を利用した様々なPR戦略が展開されることが予告された。観光スポットとしての魅力を強化し、市外からの訪問者を増加させる意図があるという。
さらに、市民協働に関する課題とし市民の声を取り入れる仕組みの重要性が強調された。市内のシニアクラブの活性化もその一環であり、高齢者の知恵を借りながら清瀬市全体の活力を引き出す取り組みが求められる。特に、シニア層と地域の交流を推進し、地域活性化の核とすることの重要性が各議員から指摘された。
通学路の安全についても、見守り活動が各学校区で行われているが、地域としての結束が必要であるとの見解が示された。加えて、マンホールトイレの活用や、緊急事態時の避難経路の確認も必要であるとされ、具体的な防災教育や訓練の実施が呼びかけられた。
また、次世代の成長を促すためのスポーツ振興や子育て世代への多角的な支援活動もおかれたが、子どもたちに良好な環境を整える心がけが必要であり、子どもの傾向や意見を柔軟に取り入れる必要性も語られた。
これからの清瀬市の未来像について、さまざまな提案と具体的な行動計画が議論され、今後の成長に期待がもたれている。議会は引き続き市民の意見を基にした開かれた施策を進めていく意向を表明した。