令和5年6月29日、清瀬市議会は第2回定例会を開催しました。
この日の会議では、市税条例の改正や、国民健康保険税条例の改正に関する様々な議案が審議されました。議員たちは、「教員の長時間労働」と「適正な介護報酬」に関する意見書案の提出を採決し、長時間労働の問題が引き続きクローズアップされています。
特に、清瀬市市税条例の一部改正については、城野けんいち総務文教常任委員長が提案しました。この改正により、森林環境税の導入など新たな税の賦課が求められています。議会内では、低所得者に対する影響や実施方法について、市民からの理解を得る必要が指摘されました。
また、金銭的負担の増加を懸念する声が上がり、議員たちの間で活発な議論が交わされました。特に、原田ひろみ議員は教育関連や保育士の処遇改善に向けた意見書に賛成し、正規教諭不足についても言及しました。
この日の議案で特に注目されたのは、介護利用料の原則2割負担化についての意見書。議員たちは、低年金者や家計に与える影響、生活への負担の増大を危惧し、意見書が否決されなかったと報告されています。多くの市民がこの問題を生活に直接感じているため、将来的な施策への影響にも注目が集まりました。
さらに、清瀬市消費生活センター及び清瀬市生涯学習センターの条例改正も議題となり、移転に伴う利用制約についての懸念が示され、教育環境への影響に配慮した対応が求められました。