清瀬市議会での女性支援法や空き家問題、道路行政が議論

令和5年清瀬市議会第1回定例会では、さまざまな公共政策に関する質問が集中した。特に女性支援や地域の空き家問題、教育関連、そして犯罪防止策についての議論が重視された。第一に、斉藤あき子議員が「困難女性支援法」について質問し、厚生労働省が進める施策の重要性を強調した。市の対応として、今村広司統括監企画部長は、法律施行に向けた検討を進めていると述べた。この新法は、困難な問題を抱える女性に包括的な支援を提供することを目的としており、特に支援員の配置が求められている。次に、流行する空き家問題について、斉藤あき子議員は地域の安全を脅かす存在となっている空き家に対し、適切な管理を求めた。粕谷靖宏総務部長は、空き家の件数が増加傾向にあることを認め、特定空家の判定や情報提供の強化を進めていると述べた。また、空き家対策ガイドブックなどの参考にしていく姿勢も示した。さらに、道路行政にも焦点が当たった。子どもたちの通学路としての安全確保が重要な中で、藤本いせ子議員が具体的な提案を行った。市は、周辺の緑地と共存する形でこれらの問題に取り組んでいる姿勢を示し、土木施策の重要性を語った。