新型コロナウイルスの影響で、健康二次被害が懸念されている中で、地域の健康維持や高齢者のフレイル予防は喫緊の課題であると浮き彫りになった。コロナ禍では、高齢者の活動が制限される結果、心身機能の低下を招く恐れが強まっている。そこで、東大和市では、健康課題への意識向上にむけた動画配信やポイント事業を通じて、健康づくりへの意識を促しているが、引き続き周知徹底を図る必要があると考えられる。
また、グループ活動の中止によって影響を受けた高齢者のコミュニティが気軽に集える場を失い、地域の絆を深める機会を奪われている事実も指摘された。地域の支え合いを強化すべく、自主グループ活動の再開を後押しするための安全対策が必要である。
さらに、ムクドリの被害は市民にとっての大きな悩み事となっており、駅前周辺での生活環境が悪化している。この問題に対しては、専門業者の手を借りて、根本的な対策を講じていくことが急務である。現状ではムクドリの飛来が発生しており、清掃の管理が必要不可欠となっている。
玉川上水駅前広場の改修工事が進められている中で、利用者にとって居心地の良い場所としての整備が求められている。花壇やクリーンアップ活動の実施により、地域の人々が集う環境づくりに貢献していかなければならず、特に親子で参加できるような催しを行い、地域活性化につなげることが必要であると感じられる。
また、新たに導入された施策のなかから、地域ブランドの創出や市民が主役となる取り組みが今後ますます重要視されていくでしょう。そこで、ボランティア活動や地域コミュニティの構築を実施することで、民と官が協力して新たな社会の在り方を考えるべき時期を迎えていると言える。そのなかで、様々な活動を進めるためのノウハウの蓄積や受け継ぎも必要です。
加えて、児童への健康教育や環境意識の向上も求められる。全ての世代において生活習慣や健康づくりの低下が見受けられる中で、健康二次被害やヤングケアラー問題は益々深刻化しており、地域全体での早期発見や支援を実施することが市に課せられた使命であると考えられる。市民活動に対する理解を得ながら、生命を支えるまちづくりを進めて行くことで、これらの課題を克服していく必要があります。