令和5年6月30日に開催された東大和市議会第2回定例会では、重要な議案が審議された。
初めに、東大和市農業委員会委員の任命について市長の和地仁美氏から提案があり、誤記の訂正が求められる内容に対して議員たちが同意した。
次に、令和5年度の一般会計補正予算(第3号)が取り上げられた。副市長の小島昇公氏は、自転車用ヘルメット購入補助事業について説明し、住民に向けて助成を行う旨を強調した。補助金を利用して自転車ヘルメットを1個当たり2,000円補助することが決定され、8月から実施される予定である。この施策は物価高騰を受けたもので、市議会からは迅速な対応が評価される一方で、補助制度の詳細について質疑が行われた。
加えて、議会内部では、いくつかの陳情も審議された。特に、再審法改正を求める意見書については、冤罪防止の観点から広く賛同を得て趣旨採択がなされた。これに対し、全国霊感商法対策弁護士連絡会の不当な声明に対する陳情は反対意見が多く、不採択に決定された。また、軍拡財源に関する陳情も同様に反対が多数を(採用)相対化され、議論が交わされた。
最後に、学校教育の一環として導入されるスピーキングテスト(ESAT-J)についても意見が分かれた。導入に対しては公平性や透明性が確保されていないとの批判がなされ、議会からは中止を求める意見書が提案されたが、賛成者は少数であった。
この日の議会は、市民に密着した討議が繰り広げられ、様々な意見が交わされたが、最終的には持ち帰られる事案も多く、議会の役割が再認識される場となった。