近年、ペットと人との生活がより近しいものとなり、ペット飼育の現状はますます重要視されている。
東大和市における ペットの飼育状況については、現在犬の登録数は約3,644頭を記録しており、前年よりも若干の増加が見られる。これに対して、狂犬病予防注射済みの頭数は前年比で約4.2%減少している。この減少は、室内犬の増加や登録意識の低下を示唆している。市では、ペット飼育におけるマナー啓発活動を進めており、特に犬の散歩時にはリードを使用し、ふんの処理や尿のマナーを徹底するよう市報やSNSを通じて呼びかけている。
また、ペット飼育者に対する意識を高めるため、短期的な補助金制度を設けることや、飼い主自身のマナー向上を意識付けるための公共広告などの施策が求められている。さらに、ドッグランの整備についても、多くの愛犬家からの要望が寄せられているが、現時点では具体的な整備予定はない。
次に、心肺蘇生教育とAED設置について。市内の全小・中学校にはAEDが設置されているが、教育現場における心肺蘇生教育は十分に行われているとは言えない。特に、実技研修の機会が限られているため、教職員へのAED講習も含めて、教育の強化が求められる。
今年の総合防災訓練では、初動確認や安否確認など新たな要素が盛り込まれ、今後は想定外の事態に対応する訓練も重要視される。這い出して出席した職員一人一人が防災機関の一員としての意識を持つことも必要である。
次に、郵便局との協定については、地域住民の情報提供の場として機能させることが期待されているが、玉川上水駅周辺の金融機関の不足は深刻であり、早急な対策が求められている。この地域における郵便局の設置要望は依然として高まっている。
さらに、高校生までの医療費無償化について、施策の実行には多くの市民が期待を寄せている。来年度の10月から実施予定とのことで、より多くの子どもたちが安心して必要な医療を受けられるよう支援を行うことが重要である。
受動喫煙対策としての看板設置やマナー啓発活動も進めつつ、ポイ捨てや喫煙マナー向上に向けたキャンペーンが必要である。特に学校周辺や商店街など、より多くの人々が利用する場所においての意識向上を図ることが求められる。
市では、さらなる取り組みを進め、市民との共生を目指す考えに基づき、今後の施策を進めていくことが重要であると考えられる。市民との協力が伴た上で、将来的な見通しのもと行動を起こしてほしい。