令和5年第3回東大和市議会定例会が9月5日に開会され、重要な施策や予算案が審議された。
本定例会では、主に令和4年度の決算認定及び令和5年度の補正予算に関する議案が中心となった。
その中で特に、令和4年度一般会計決算及び特別会計決算の認定に関する議案が審議の焦点となった。
市長の和地仁美氏は、「一般会計の決算は、新型コロナ関連の影響を受けつつも、健全な状況を示すものと認識している」と説明した。
また、令和4年度の歳入は前年度を上回り、黒字での決算見込みを示した。
その一方で、将来的な財政健全化を視野に入れた議論も必要であるとの意見もあった。
さらに、森林環境税が令和6年度から導入されることが議論された。
この税は国税として新たに課税され、市民にとっては影響が大きいとされている。支出の効率化や資源の有効活用が今後の課題として浮上した。
健康保険制度に関しては、国民健康保険事業特別会計の補正予算が審議され、剰余金が確認された。
それに伴う一般会計への繰出しも含め、財政運営の透明性が求められるところである。
また、12月に予定されているバースデーサポート事業の実施については、出産時に関連する経済的支援が強調され、市民からも期待の声が上がった。
このように、東大和市議会は新たな財政対策や社会状況に対応するための施策を進めているが、今後も市民と対話を継続する必要があると感じられた。