令和3年度の東大和市ではGIGAスクール構想が進行中であり、1人1台端末の配備が完了した。市長は、今年度の目標として、タブレット端末が日常的に使用される環境を整備することを述べた。特に、授業中のタブレットの活用に加え、オンライン授業の実施なども行われている。
しかし、今年度の推進状況や課題が浮き彫りとなった。プログラミング教育については各学校が実施し、教員の育成が必要不可欠な状況と報告された。具体的には、教員のICT活用能力を向上させるための研修が行われ、指導計画が年次で作成される予定である。
また、プッシュ型行政サービスの導入についても、従来の申請主義からの転換が必要とされている。市長は、プッシュ型サービスのメリットを強調し、今後も具体的な施策を市民に周知していく方針を示した。
マイナンバーカードの健康保険証利用拡充も進めており、登録支援が行われている。課題として、高齢者などの利用促進やデジタルデバイドの解消が挙げられ、地域の医療機関との連携が求められる。市民への情報提供も、今後強化していくとのことだ。
さらに、テレワークの推進状況も確認された。市ではテレワークの実施環境を整備中であり、今後、個人情報の取り扱いや業務のデジタル化を進める必要があると認識されている。特に、職員の効率的な業務遂行のために、ICTの有用性が強調され、今後も優先して取り組む方向性が示された。