令和6年6月5日の東大和市議会では、様々な課題が議論され、市の防災対策や交通手段に関する施策についての意見が交わされた。まず、さらに安全な地域を実現するため、防災対策が不可欠であることが強調された。
一方、感震ブレーカーの設置助成制度については、東京都が行うプログラムに基づき、特に65歳以上のみの世帯や障害者手帳を持つ世帯を対象に助成を行う必要性があるとの見解が示された。この制度を活用することで、家屋倒壊による二次災害を未然に防ぐことが期待される。
また、通学路に隣接しているブロック塀の安全性にも注意が呼びかけられた。民有地のブロック塀について危険度を評価し、必要な措置を迅速に実行することが重要であるとされており、評価基準の策定や安全指導の実施が求められている。
市の施策としては、災害に備えた洗浄水循環システムの導入も議題に上がり、従来のトイレの利用外の選択肢として、市民の便益を向上させるための検討が進められることが期待される。
続いて、公共交通の充実につながるべき施策が討論され、特に「ちょこバス」の利用促進が必要という意見が広がった。高齢者の運転免許返納が進む中、公共交通空白地域の解消を図るため、地域の交通機関を活用したソリューションが模索されている。
HPVワクチン接種の重要性も改めて確認され、接種対象者への情報提供が継続されること、それに伴う不安の軽減に努める必要が強調された。
最後に、難病患者への支援策についても言及され、より多くの市民がアクセスできるような仕組みの導入や制度間の整合性が確保される必要性が強調された。