令和3年第4回東大和市議会定例会が12月15日に開催され、様々な議案が審議された。
重要な議題として、東大和市立桜が丘図書館及び清原図書館の指定管理者指定が挙げられた。これに関して、厚生文教委員会の委員長、木戸岡秀彦氏は、図書館の開館時間の延長や市民サービスの向上につながると述べた。具体的には、桜が丘図書館が週8時間、清原図書館が週15時間の開館時間の拡大が見込まれており、これが市民の利便性を高めると評価されている。また、指定管理者の選定には、業務を継続的に安定して行う実績も考慮された結果、この提案が承認された。
一方、狭山保育園に関連する複数の陳情も審議された。本会議では、段階的廃園への対応が大きな議論を呼んだ。特に、「狭山保育園の段階的廃園に関する議事録の修正に関する陳情」では、保護者からの意見が反映されていないとの指摘があり、会議の透明性が求められている。
加えて、「日本一子育てをしやすいまち」の具体化に向けた陳情も提出され、結果として保護者や市民から多くの意見が出された。市は、満足度向上を図る施策が必要であり、透明性を持って実施していく重要性に言及した。
また、デフリンピック東京開催を求める意見書も採択され、聴覚障害者の参加を通じた国際交流の重要性が認識された。議会内では賛成意見が多く、開催を期待する声が相次いだ。
投票の結果、狭山保育園の存続を求める陳情は不採択とされ、廃園に賛成する意見が目立った。議員たちの中には、公立保育園維持に対する強い意義を感じている者もおり、今後の施策に注目が集まる。また、今後の市民サービス向上に向けた議論も活発化することが期待されている。