令和元年度定例会が令和元年五月三十一日、荒川区議会議場で開催された。
出席議員は三十二名で、議長の茂木弘氏が開会の挨拶を行った。
まず、議案第一号として「荒川区特別区税条例等の一部を改正する条例」が議題に上がった。
この議案について、保坂正仁氏(福祉・区民生活委員会委員長)から委員会の審査経過と結果の報告があった。
報告では、給付金税額控除に対する区の認識や、寄附金税額控除による区税収入への影響について質疑がなされた。今後の取り組みで増収に努める必要性が強調された。
賛成と反対の意見の後、議案は原案通り決定された。
続いて、日程第二として「荒川区監査委員の選任同意について」が議題に。
区長の西川太一郎氏が並木一元議員を監査委員として選任する旨を説明した。
並木議員は、荒川区議会の重要な役職を歴任しており適任であると述べた。
議員からの質疑はなく、討論に入ったが、横山幸次議員が選任方法に反対意見を述べた。
反対理由としては、選任が適切な民主的プロセスに則って行われていないと強調した。
議会選出監査委員の選任は、民主的なルールに基づくべきであり、区側による運用が十分でないと危惧を示した。
その後、起立による採決が行われ、賛成多数で同意が決定された。
最後に、区長の西川氏は議会改革の進展を歓迎し、皆に健康と区政推進への協力をお願いした。
会議は午前十時十六分に終了し、一連の議議事は無事完了した。