令和元年11月15日に開催された昭島市の厚生文教委員協議会では、重要な議題が取り上げられた。
最初に報告されたのは、がん検診の見直しについてである。健康課長の倉片久美子氏は、厚生労働省の指針に基づいた新しい実施方式を説明した。具体的には、胃がん検診の対象年齢を30歳から40歳に引き上げ、受診頻度を毎年から隔年に変更することが挙げられる。乳がんと大腸がんの検診は、現行通り継続される。また、子宮頸がん検診は、1年に1回から2年に1回に見直されるという。これに対し、荒井啓行議員は、国からの指導や圧力があったのか尋ね、倉片氏は国から直接のペナルティーはないと回答した。
次に、昭島市自殺対策計画(素案)に対するパブリックコメントの実施について報告があった。健康課長は、パブリックコメントが12月9日から来年1月15日まで行われ、市民や関係者からの意見を受け付けることを説明した。市民説明会は12月14日に開催される。林まい子議員は、相談支援団体の活動における課題について指摘し、地域でのサポートが必要だと強調した。
さらに、令和2年度保育所等入所の受付件について、子ども子育て支援課長の小川雅義氏は、受付期間を12月2日から13日までとし、夜間受け付けなどの情報も提供した。一方、令和2年度学童クラブ入会の受付についても、同様の内容で報告された。
最後に、第59回新春たこあげ大会の中止が発表された。この大会は台風19号の影響で使用場所が制限されたため、中止となっている。
協議会は、重要な施策や計画について活発な意見交換がなされた。今後もこれらの問題に取り組む必要があり、市民の健康と安全に寄与するため、各議員の意見や提案が重要となる。