令和1年第4回昭島市議会定例会の一般質問で、馬場保議員は市内の出水時対策と市庁舎内環境整備について述べた。特に多摩川の河川環境改善や道路側溝の掃除について改善を求めた。
馬場氏は、今年の台風や豪雨による被害を伝え、特に多摩川の堤防管理について懸念を表明した。彼は、「市として治水対策を見直す必要がある」とした上で、堤防の強化や河川敷の環境改善についても言及した。市長は「治水は重要な課題」とし、市と東京都、国の協力を強調した。
次に、馬場氏は市庁舎敷地のトイレの改善を要求。現在、和式トイレが多く、高齢者や障がい者にも配慮した設備への変更が必要だと訴えた。また、自転車やオートバイの駐輪場についても、利用者からの意見を反映させるよう求めた。市長は、「トイレの洋式化について検討を進める」と応じた。
議会の後半では、青山秀雄議員が在日米軍基地についての懸念を示した。彼は、飛行訓練の頻度が増加し、地域住民の安全が脅かされていると指摘。「米軍による規律違反が影響を及ぼしている」とし、日米地位協定の見直しが求められると強調した。市長は「安全対策の重要性を認識している」と答え、透明な運営を求める方針を示した。
今後の取り組みとして、canoeなどのヒアリングを行い、市民の意見を透明に収集し、政策に反映することが求められている。多摩川への圧力が、この地域の治水対策を見直すきっかけになる可能性もある。