令和4年6月17日、昭島市議会は定例会を開催した。
本日の主な議題は一般質問であった。特に多くの注目を集めたのは、PCR検査場の増設についての質問や、子どもの医療費助成制度、学校給食の無償化についてであった。
荒井啓行議員は、PCR検査場の現状を問い、市民がいつでも検査を受けられる体制を求めた。「昭島市民が安心して生活できるよう、検査場の増設、そして周知は不可欠だ」と強調した。
青柳保健福祉部長は、現在、市内に設置されている検査場の数が8カ所とし、今後の感染状況に応じて検査場所の追加を検討する意向を示した。
子どもの医療費助成制度について、荒井議員は「東京都が高校生を対象に医療費助成を始めたことに対し、昭島市も早急に検討すべきだ」と述べた。
市長の臼井伸介氏は、子どもは我が国の宝であり、同助成制度は地域の福祉にも寄与すると強調した。また、新型コロナウイルスの影響で、制度の改正や新たな助成が必要であることも言及した。
さらに、学校給食の無償化についても議論が交わされた。荒井議員は「給食を受ける権利は無償であるべきだ」とし、無償化に向けた具体的な計画を求めた。市は現在の財政状況を踏まえた上での検討を進める意向を示した。
また、陳情として文化施設の改修予算、衛生管理、避難所対策についても取り上げられた。特に、避難所における感染症対策の重要性が再確認された。普段から地域の連携を深め、共助の意義が強調される場面もあった。
これに伴い、日程として、新たに設計された条例案や補正予算も議論される予定で、市民生活に直結する多数の案件が多岐にわたる議論が行われることとなった。会議全体を通じて、地域の安全や福祉を向上させるための議会の姿勢が感じられた
質疑応答においても、議員たちは市民目線での提案や意見を重視し、今後の行政に関わる重要なポイントを明らかにしていく重要性が再認識された。