令和5年12月11日、昭島市で建設環境委員協議会が開かれ、重要な環境問題が議論された。特に、ペットボトルのリサイクルに関する新たな取り組みが注目を集めた。
ごみ対策課長の説明によると、ペットボトルの水平リサイクル事業は、持続可能な社会実現に向けて重要な技術を活用するものである。この取り組みは、収集されたペットボトルをサントリーグループに売却し、全量をペットボトルに再生することを目指している。
また、この事業によりＣＯ₂排出量を大幅に削減できるとされている。協定は、令和6年4月1日から実施される予定であり、12月21日に締結式が行われる。この新たな試みについて、赤沼泰雄委員は、「ありがたい」との感想を述べた。
赤沼委員は、売却先が変わることによる影響についても質問した。ごみ対策課長は、協定締結後は日本容器包装リサイクル協会を介さず、直接サントリーに売却する方向であると回答。この新しい流れにより、買取価格も安定する見込みである。
環境部長は、ペットボトルのリサイクルの重要性を強調し、他の品目の水平リサイクルへの展開についても検討していると述べた。市内業者との連携強化が期待される。
次に報告されたのは、昭島市災害廃棄物処理計画（素案）のパブリックコメントの実施についてである。この計画は、災害時の廃棄物を適正かつ円滑に処理することを目的としており、12月18日から1月17日まで市民から意見を募集する。
議論の中で、参加者は市民に対して廃棄物処理に関する啓発が必要であることを再確認した。協議会は、環境問題への対策を強化し、市民の協力を促す取り組みを進める方針を表明した。