令和5年9月8日、昭島市の総務委員協議会が開催された。
この会議では、主に防災訓練と市民イベントの報告が行われた。
まず、令和5年度の昭島市総合防災訓練について、防災安全課の久保田富大課長が詳細を説明した。訓練は10月29日の日曜日に実施される予定で、大規模地震を想定した避難所設営・運営の訓練が行われる。参加者には市民や自衛隊、警察、消防団が含まれ、全域訓練として、市内の各家庭でも実施される。
訓練には昨年に引き続き、共成小学校と拝島中学校が使用され、特に新たに導入される大型ディスプレーの利用に関する意見もあった。市長の臼井伸介氏は、このディスプレーが災害時の情報伝達に役立つとの期待を示し、大規模な災害が迫る中で、防災訓練の重要性を強調した。
八田一彦委員は、VRによる災害疑似体験訓練の体験について興味を示し、訓練の効果や参加者の周知を促す意見が出された。市長も、参加者が多く集まるよう情報を発信する重要性を認識し、協力を求めた。
続いて、50周年を迎えた昭島市民くじら祭の実施結果について、産業活性課の森田晃課長が報告した。この祭りは4年ぶりの開催であり、二日間での来場者数は約10万人に達した。天候にも恵まれ、地元の友好都市からも参加し、活気あるイベントとなった。
また、協賛企業席を設けるなど新たな試みも成果を上げ、参加者からの良い反応が得られた。今後も市民の参加を促進し、イベントの充実を図る方針が示された。
最後に、委員たちの意見として、行政視察について協議された。岐阜県多治見市や美濃市の取り組み、三重県四日市市の性の多様性についての視察を提案し、10月の視察日程も決定した。
本協議会は、地域防災や市民イベントに関する重要な施策を議論する場となった。これにより、昭島市における防災意識や市民交流が一層高まることが期待される。