令和4年9月30日、昭島市議会は第3回定例会を開催し、重要な議案の審議が行われた。
議案第48号の「令和4年度昭島市一般会計補正予算(第5号)」が特に注目された。永澤貞雄企画部長は、新型コロナウイルスや物価高騰対策に関連する事業に必要な予算として、約13億1990万円の補正を提案した。この金額により、全体の歳入歳出予算はそれぞれ525億6680万円となる。特に、住民税非課税世帯向け支援金や新型コロナウイルスワクチン接種に関する費用が増加する。
次の議題は「昭島都市計画道路3・4・1号立体交差部整備工事委託契約」で、鬼嶋一喜都市整備部長が契約金額31億6284万2000円を提案。出席議員からは、工事の進捗に関する質疑もあったが、問題なく進んでいるという報告がなされた。
また、令和3年度決算に関する認定が各種行われ、特に決算審査特別委員会からの報告が重要視される。山本一彦議員は、令和3年度一般会計歳入歳出決算に対して賛成の立場を表明し、予算の執行における迅速さと正確さを強調した。一方、奥村博議員は反対意見を述べ、新型コロナウイルス対策が適切であったかどうか疑問視した。
さらに、介護保険特別会計に関する討論も熱を帯びた。荒井啓行議員が基準月額保険料の値上げに反対し、公平な負担を求めたのに対し、小林こうじ議員は介護保険制度の必要性と持続可能性を主張した。双方の意見が交わる中で、重要な課題が浮き彫りになった。
質疑応答の後、各議案は原案通り決定され、最終的に全議題が終了した。議長の三田俊司議員は、出席議員に感謝の意を表し、定例会を閉会した。今後、議会はこれらの決定が市民生活及び都市整備にどう影響するか注視し続ける必要がある。