令和5年3月20日、昭島市では厚生文教委員協議会が開かれ、保育所の入所状況や学童クラブの入会見込みなど、重要な議題が取り上げられた。
最初に、子ども子育て支援課長は令和5年度の保育所入所状況について報告した。2953人の定員に対して2908人の入所が見込まれ、待機児童数は10人である。特に、1歳児と2歳児での申込みが多く、定員を上回る状況になっていることが示された。さらに、昨年度よりも待機児童数は3人減少している。
一方、学童クラブの入会状況も報告された。こちらは1374人が最大登録可能数で、1277人の入会予定者があり、待機児童数は98人に達している。これは昨年度よりも入会児童数が33人、待機児童数が59人増加している。子ども子育て支援課長は、待機児童問題の深刻化を認識し、今後の対応策を検討中であると述べた。
また、コミュニティ・スクールの導入についても重要な発表がなされた。武蔵野小、つつじが丘小、瑞雲中の各校では、地域との連携を強化し、地域に開かれた学校運営を目指す。これにより、地域住民が学校運営に参画し、育成を共に行うことが期待されている。
水泳授業については、今後民間の屋内プール施設を活用する計画が報告された。これにより、天候に左右されることなく安定した授業が行えるようになる。また、水泳事業の検証視点として、安全性の確保や教職員の負担軽減が挙げられた。
最後に、年度内に市立会館の改修工事が行われることも報告され、工事による利用休止の期間が示された。関係機関は利用者の不便を最小限に抑えるよう努める方針である。
今回の協議会では、昭島市の子どもや若者にとっての未来像が大いに議論され、今後の課題解決に向けた議論が続けられることが期待されている。