令和2年第1回昭島市議会臨時会が開催され、各種議案が審議された。
特に注目されたのは令和2年度の昭島市一般会計補正予算で、特別定額給付金や子育て世帯への支援に関する内容である。特別定額給付金は給付対象者が約11万3800人と見込まれ、事務費を含めた補正予算は約116億円に達する。市長の臼井伸介氏は「迅速な給付を目指す」と述べ、5月14日からの支給を目途に準備を進める。
また、市内の居住者に対して行われる子育て世帯への臨時特別給付金も審議され、約1万4000人に支給される見込みだ。渡辺純也議員が外国語対応について質疑した結果、コールセンターでの外国人支援が強化されることが確認され、給付金詐欺への対策も高まる。
このほか、議案第33号では国民健康保険特別会計の補正予算が提起され、特に新型コロナウイルス感染症の影響で働けなくなった被保険者への傷病手当金の支給が決定された。その制度は、本人からの申請が前提であり、過去3ヶ月分の収入を基に支給額が算出されることが強調された。