令和3年9月3日、昭島市議会で第3回定例会の4日目が開かれた。この日は一般質問が行われ、交通安全や福祉政策が主な議題として取り上げられた。
特に、森田久夫議員が提起した「安心・安全なまちづくり」についての質問は注目を集めた。彼は、昭島市でのコロナウイルス感染者数が1600人を超えている現状に触れ、個人の意識について強調した。また、新たに設置された駅前の給水スポットが市民に喜ばれていることを述べ、公園や公共の場へ給水スポットの増設を求めた。
森田議員はさらに、防災行政無線の運用についても言及した。市民からの苦情が寄せられているという事例を挙げ、特に高層マンションが増えている地域での運用改善を求めた。この点について、臼井市長は、デジタル化とスピーカーの配置見直しを進めていることを答弁した。
次に、ひとり親家庭への支援についての質問が、ゆざまさ子議員より行われた。彼女は、特に死別家庭への支援の必要性を訴え、行政手続きの簡略化を要請した。市としても、支援制度を整備することが重要であるという市長の姿勢が見受けられた。
この日はまた、具体的な経済支援策として、令和2年度昭島市一般会計継続費精算報告書や下水道事業会計についての報告がなされた。また、地域の課題解決に向けた合同点検の実施状況も説明され、地域への働きかけや市民参加の重要性が再確認された。
市長は、持続可能な地域社会を実現するために、引き続き様々な方との協力が不可欠であると述べた。このように、市議会は地域の課題に対して積極的に取り組む姿勢を示しており、今後の施策にも期待が寄せられている。