令和2年12月8日に開催された昭島市の総務委員協議会では、
「昭島さきめし応援プロジェクトチケット30％OFFキャンペーン」について議論が行われた。
このキャンペーンは、利用者に対してチケット購入時の手数料を補助し、参加店舗には購入されたチケットの一定割合を提供するものである。利用者への割引により、販売促進を図ることを狙いとしている。
産業活性課長は、キャンペーンが7月20日から始まったことを説明し、12月5日時点での売上額が3052万8400円に達したことを報告した。使用期間は今回のキャンペーンによって12月いっぱいまでの見込みで、30％OFFの制度によって利用者側には1308万3600円の補助が行われている。
議長の佐藤文子氏は、報告に対して「今後の予算の終了タイミング」や利用状況を問う意見を述べ、活性化の効果についても意見を交えた。また、参加店舗は142店に上り、うち飲食店は84店であった。対象となる顧客層の中には、高齢者の利用に関する声も寄せられている。特にクレジットカードを所持しない市民の購入機会をどう確保するかが大きな課題である。
吉野委員は、「昭島市の企業支援が重要で、このキャンペーンが成功することを願う」とし、その一方で、今後の継続に対する課題を指摘した。市長の臼井伸介氏は、キャンペーンが商店をサポートする上での重要な施策であると述べ、社会全体が活性化するきっかけを期待していると語った。
また、参加店舗のアドバイザーによる支援も行われており、地域経済を考慮した取り組みがなされていることが明らかになった。特に、商店側からのフィードバックを元に今後の改善点を模索すると発表された。
このキャンペーンはコロナ禍の影響を受けている商業者に対する支援として重要な役割を果たすと認識されている。今後、集計データが揃えば、利用者数や効果分析も進められる見込みである。
全体的に、この取り組みは昭島市の商業振興に向けた試みであり、今後の発展が注目される。議論を通じて寄せられた様々な意見が反映され、さらに充実したプロジェクトへと進化することが期待される。