令和4年2月10日、昭島市の総務委員協議会が開催され、いくつかの重要報告が行われた。特に、防災関連の取り組みや新たな工事契約に関する情報が注目された。
まず、工事請負契約の締結について、契約管財課長が報告した。昭島市立拝島町高齢者福祉センターの空調改修工事が、3872万円で株式会社福島工業所との契約を締結した。落札率は99.68%で、落札業者の選定は公正な競争入札に基づいて行われたと説明された。市民から寄せられた不安や疑問に対して、青山委員は国の入札制度の問題点を指摘し、自治体としての透明性の確保が求められると語った。契約管財課長は、今後も公平で適正な入札実施に尽力する方針を示した。
続いて、昭島市地域防災計画の修正に関する報告が行われた。地域防災担当課長によると、パブリックコメントの実施結果として、提出された意見はなかった。地域防災計画は、法律および東京都の指針に基づき一部修正されており、今後は広報誌や市のホームページを通じて情報が発信される予定である。
防災ガイドブックの配布も重要な議題として取り上げられた。このガイドブックは、市民が災害に備えるための内容をまとめており、全32ページから構成されている。市民の防災意識を高めることを目的としており、今後、全戸に配布されることが決定した。特に印象的な点は、マイ・タイムラインを導入することで、個々の家庭に合わせた避難行動の計画を促進する取り組みである。渡辺委員は、この取り組みを評価し、学校教育との連携を提案した。
最後に、令和4年第1回定例会に提案を予定している議案についての報告も行われた。専決処分に係る承認案件や予算案件などが提示され、今後の議会に向けた準備が進められていることが強調された。総務委員協議会は午前10時37分に散会した。