令和5年9月11日、昭島市の厚生文教委員協議会が開催された。
この会議では、昭島市教育委員会が作成した事務事業に関する点検及び評価報告書の令和4年度分が報告された。教育総務課長は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき、教育委員会が毎年事務の管理状況について点検し、結果を議会に報告する義務があることを説明した。報告書は教育振興基本計画を受けたもので、外部評価員の意見も取り入れられた。
また、田中小学校に新たに自閉症・情緒障害特別支援学級が令和6年4月より開設されることが明らかにされた。統括指導主事は、増加する自閉症・情緒障害の児童への対応と保護者の送迎負担軽減を目的としていると述べ、教室の改築についても具体的な説明を行った。この改築には1770万円が予算され、市の自主財源で実施される。
さらに、令和4年度の昭島市教育福祉総合センター及び昭島市民図書館の管理に関する指定管理者のモニタリング及び評価報告も行われた。アキシマエンシス管理課長は、業務の履行やサービスの質について細かく評価し、結果を報告書としてまとめた。この評価では、教育福祉総合センターの来館者数が予想よりも多く、全体的に良好な評価がなされている。
今後の行政視察についても協議され、標記の視察先が決定された。10月に北海道を訪問する予定で、教育支援施策の参考となる視察内容が期待されている。
このように、会議では教育施策の充実や、市民サービスの向上に向けた取り組みが活発に議論され、着実な進展が求められていることが確認された。