令和5年9月19日、昭島市議会において、第3回定例会が開催され、予算案などの重要な議題が審議された。
本日の議事では、令和4年度の各会計決算認定がメインテーマとして扱われた。特に、一般会計の歳入決算額は521億4752万9000円、歳出決算額は496億2926万3000円で、歳入歳出差引残額は25億1826万6000円と報告された。市税は203億8568万8000円で、前年同比1.4%減となったが、個人市民税は4.6%増の75億2773万4000円となった。これについて、臼井伸介市長は、「市民生活支援のため、7回の補正予算を編成し、迅速な 대응に努めた」と述べ、市の努力を強調した。
続いて、国民健康保険特別会計の歳入は118億2334万9000円であり、前年同比94.5%の収入率である。監査委員の青山秀雄氏は、「歳入歳出決算の審査を行ったが、適正な運用がなされていると確認できた」と報告し、市議会からは一旦の安堵の声が上がる。また、介護保険特別会計や後期高齢者医療特別会計においても同様に、厳査の結果、適正に執行されていることが確認され、その運用が支出の面で重要であることが再確認された。
さらに、今回の議事では、陳情についても数件扱われた。特に、健康保険証の存続を求める陳情に対しては、大野ふびと議員が強い賛成意見を述べ、国に対しての強い疑念を表明した。一方、ＧＬＰ昭島プロジェクトに関する陳情では、今後の市の都市計画との調整が求められることが強調され、事務的な手続きが市と住民にとって透明であることが求められた。
議会運営委員会の渡辺純也議員は、「情報伝達を円滑に行い、議会の機能強化に努めなければならない」と提案し、より良い議会運営が求められる中での開催であったことが印象的であった。本日の定例会において、多数の議題が円満に処理されたことは、市の成熟した運営を示すものであり、市民にとって良い成果となることが期待されている。